◎活動家たちはベルリン、ケルン・ボン、ニュルンベルク、シュトゥットガルトの各空港で午前5時頃からデモを行った、
気候変動の抑制を訴える環境保護団体ラストジェネレーションの活動家たちが15日、ドイツのいくつかの空港で抗議デモを行った。
現地メディアによると、活動家たちはベルリン、ケルン・ボン、ニュルンベルク、シュトゥットガルトの各空港で午前5時頃からデモを行ったという。
ドイツ通信社(dpa)はケルン・ボン空港で2人の活動家がアスファルトに接着剤を使ってはりついたと報じている。
警察によると、活動家はケルン・ボン空港のフェンスに穴を開け、敷地内に侵入したとみられる。
ニュルンベルク空港ではデモの影響で1時間ほど遅延が発生。ベルリンブランデンブルク国際空港ではアスファルトにはりついた2人が拘束された。
ラストジェネレーションの活動家たちは先月、ドイツで最も交通量の多いフランクフルト空港とケルン・ボン空港の滑走路に侵入。航空機の運航を妨害した。
今月初めには東部のライプチヒ・ハレ空港で夜間デモを行い、貨物便が約3時間、飛行停止を余儀なくされた。
フェーザー(Nancy Faeser)内務・国家相はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「これは犯罪行為、危険で愚かな行為であり、抗議者たちは自分の命を危険にさらすだけでなく、他人をも危険にさらしている」と書き込んだ。
政府は先月、空港の敷地内に侵入した者に厳しい罰則を課す法案を閣議決定した。