◎現場はマンハイム南西部の繁華街にある広場。
2024年5月31日/ドイツ、西部マンハイム、殺傷事件が発生したイベント会場(AP通信)

ドイツ西部マンハイムの反イスラム集会で刺傷事件があり、警察官を含む6人が負傷、男が逮捕された。警察が5月31日、明らかにした。

それによると、事件はイスラム教徒の政治参画に反対する右派グループが主催するイベントで午前11時30分頃に発生。男がナイフとみられる刃物で5人に切りかかったという。

現場はマンハイム南西部の繁華街にある広場。

警察は声明で、「介入した警察官を含む6人にケガを負わせた男を現行犯逮捕した」と述べた。

ドイツ通信社(dpa)によると、負傷した警察官とは別の警察官が男に発砲し、制圧したという。

警察官は背後から頭部を複数回切りつけられた。ケガの程度は不明であり、地元メディアによると、何人かが緊急手術を受けたという。

警察は事件発生から数時間後に声明を出し、「負傷者のケガの程度はまだ明かせず、容疑者の身元も判明していない」と述べた。

dpaによると、この集会を主催したグループはイスラム教徒の政治参画に反対し、各地でイベントを開いているという。

フェーザー(Nancy Faeser)内務・国家相は声明で、「動機は調査中であり、判明次第、公表する」と述べた。

またフェーザー氏は「仮にイスラム主義者による犯行であった場合、それによる暴力のリスクが高まっているという警察の警告を裏付けることになるだろう」と強調した。

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