独クリスマス市車突入、殺人罪などで容疑者起訴、6人死亡、200人超負傷
この事件は昨年12月20日の午後7時過ぎに発生。サウジアラビアから移住した50歳の男が運転する車がザクセン・アンハルト州マクデブルクのクリスマス市の会場に突っ込み、6人が死亡、200人以上が重軽傷を負った。
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ドイツ当局は19日、中部ザクセン・アンハルト州のクリスマス市に車が突っ込んだ事件について、容疑者が殺人罪、殺人未遂罪、傷害罪で起訴されたと発表した。
この事件は昨年12月20日の午後7時過ぎに発生。サウジアラビアから移住した50歳の男が運転する車がザクセン・アンハルト州マクデブルクのクリスマス市の会場に突っ込み、6人が死亡、200人以上が重軽傷を負った。
検察は被告ができるだけ多くの人を殺害しようとしたと主張している。
被告は医者で、2006年にドイツに入国し、永住権を取得していた。身元は公表されていない。
ドイツ通信社(dpa)によると、被告は6件の殺人罪、338件の殺人未遂罪、309件の傷害罪で起訴された。また、道路交通法違反などの罪にも問われている。
殺人罪の最高刑は終身刑である。マグデブルク裁判所はこの事件を裁判に付すかどうかを決定する。
当局によると、被告はイスラム教を批判する活動を行い、ソーシャルメディア上で極右政党への支持を表明していた。
また被告はドイツにおけるサウジアラビア移民・難民の扱いに不満を持っていたとされる。