◎ドイツ連邦銀行(中銀)が21日に公表した月例報告書はこの状況が改善される見込みがないことを示している。
ドイツ、首都ベルリンの連邦議会(Getty Images)

ドイツ中央銀行は21日、同国の第2四半期(7~9月)経済成長率について、前期と同じくほぼ停滞するという見通しを示した。

ドイツの第2四半期(4~6月)経済成長率はエネルギー価格の高騰、借入コストの上昇、主要貿易相手国である中国経済が減速した影響を受け、停滞した。

国際通貨基金(IMF)も先月、金利上昇とインフレの脅威により世界経済が低迷する中、欧州最大の経済大国であるドイツも今年、主要国の中で唯一GDPがマイナスに転じると予想していた。

ドイツ連邦銀行(中銀)が21日に公表した月例報告書はこの状況が改善される見込みがないことを示している。

▽2023年第3四半期もドイツ経済はほぼ横ばいで推移するだろう...

安定した雇用、大幅な賃上げ、消費者物価指数(CPI)の低下により個人消費は回復を続けるとみられるが、外需の減少により工業生産はしばらく低迷し、高い借り入れコストが投資を妨げることになりそうだ。

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