ドイツ当局「ロシアの使い捨て工作員にならないで」警告
西側当局は2022年にロシア・ウクライナ戦争が始まって以来、ロシアとその代理組織が欧州各地で攻撃やヘイトクライムなど、様々な事件を仕掛けてきたと非難している。
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ドイツの治安当局は2日、ロシアがソーシャルメディアを利用してスパイ活動・破壊工作要員を募集しているという懸念が高まる中、「使い捨て工作員」になる危険性について警告を発した。
西側当局は2022年にロシア・ウクライナ戦争が始まって以来、ロシアとその代理組織が欧州各地で攻撃やヘイトクライムなど、様々な事件を仕掛けてきたと非難している。
また訓練を受けていない破壊工作員が利用されるにつれ、リスクが高まっていることを懸念している。
ドイツ連邦刑事庁は2日、国内・国外・軍事情報機関と連携し、ロシア情報機関が直接または仲介者を介してソーシャルメディアでスパイや破壊工作要員を募集する活動がドイツ内外で増加していると発表した。
同庁は声明で、「いわゆる”低レベル工作員”あるいは”使い捨て工作員”は諜報訓練を受けず、わずかな金銭で、しばしば活動の発令者や目的すら知らされないまま犯罪を実行する」と説明した。
また同庁は「それらは利用され、その後捨てられる。使い捨てにならないでください」と述べ、スパイ行為は10年以下の懲役刑に処される可能性があると警告した。