◎容疑者は28日の午後5時頃、ワゴン車で2軒の商店に突っ込み、その後、武器を使って店内にいた人々を脅したとされる。
2024年9月29日/ドイツ、西部エッセン、火事があった建物(AP通信)

ドイツ西部エッセンで発生した2件の建物火災について、捜査当局は29日、シリア国籍の41歳男を逮捕したと明らかにした。

それによると、容疑者は28日の午後5時頃、ワゴン車で2軒の商店に突っ込み、その後、武器を使って店内にいた人々を脅したとされる。

この火災で30人が負傷。8人の子供が重傷を負ったと伝えられている。

火事は容疑者がワゴンで突っ込む直後に発生したとされる。警察によると、店内にした数人の男性が容疑者を取り押さえたという。

警察は殺人未遂、器物損壊、放火の疑いで容疑者を逮捕した。

それによると、容疑者はエッセン在住。妻に捨てられ、妻を扶養している人々が住む建物を狙ったと供述しているという。

火事は数時間後に鎮火。建物の上階にいた人も煙を吸うなどして病院に搬送された。

火元は明らかになっていないが、ドイツ通信社(dpa)は関係者の話しとして、「火炎瓶のようなものが投げ込まれたという情報がある」と伝えている。

それによると、容疑者は以前から複数の問題を起こし、警察に身元を知られていたという。

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