◎容疑者は28日の午後5時頃、ワゴン車で2軒の商店に突っ込み、その後、武器を使って店内にいた人々を脅したとされる。
ドイツ西部エッセンで発生した2件の建物火災について、捜査当局は29日、シリア国籍の41歳男を逮捕したと明らかにした。
それによると、容疑者は28日の午後5時頃、ワゴン車で2軒の商店に突っ込み、その後、武器を使って店内にいた人々を脅したとされる。
この火災で30人が負傷。8人の子供が重傷を負ったと伝えられている。
火事は容疑者がワゴンで突っ込む直後に発生したとされる。警察によると、店内にした数人の男性が容疑者を取り押さえたという。
警察は殺人未遂、器物損壊、放火の疑いで容疑者を逮捕した。
それによると、容疑者はエッセン在住。妻に捨てられ、妻を扶養している人々が住む建物を狙ったと供述しているという。
火事は数時間後に鎮火。建物の上階にいた人も煙を吸うなどして病院に搬送された。
火元は明らかになっていないが、ドイツ通信社(dpa)は関係者の話しとして、「火炎瓶のようなものが投げ込まれたという情報がある」と伝えている。
それによると、容疑者は以前から複数の問題を起こし、警察に身元を知られていたという。