◎警察はフェンスに穴をあけた活動家2人を含む7人を逮捕した。
ドイツ航空大手ルフトハンザの客室乗務員(Getty Images)

ドイツ東部のライプチヒ・ハレ空港で気候変動の抑制を訴える環境保護団体ラストジェネレーションの活動家たちが夜間デモを行い、貨物便が約3時間、飛行停止を余儀なくされた。現地メディアが1日に報じた。

それによると、5人の活動家が1日の午前0時過ぎにライプチヒ・ハレ空港の滑走路近くの地面に接着剤を使って貼り付き、貨物便の運航を妨害したという。

警察はこの5人と別の2人を逮捕。7人は滑走路に侵入を試みたものの、警備が厳しく、諦めたようだ。

ライプチヒ・ハレ空港は航空貨物の拠点のひとつである。同港によると、この影響で0時30分から約3時間、貨物便の運航を停止したという。

この時間に旅客便は運航しておらず、影響はなかった。同港のウェブサイトによると、最初の便は午前5時41分に離陸したという。

警察はフェンスに穴をあけた活動家2人を含む7人を逮捕した。

ラストジェネレーションの活動家たちは先週、ドイツで最も交通量の多いフランクフルト空港と西部ケルン・ボン空港の滑走路に侵入。航空機の運航を妨害した。

同団体は政府に対し、2030年までに石油、ガス、石炭の使用を世界的にやめる国際協定をまとめるよう要求している。

政府は先月、空港の敷地内に侵入した者に厳しい罰則を課す法案を閣議決定した。

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