◎警察はクリスマス直前にケルン大聖堂へのテロ攻撃が計画されているという情報を入手。テロは大晦日に決行される予定だった。
ドイツ連邦警察は12月31日、西部ケルンの人気観光地ケルン大聖堂で起きた脅迫事件に関連して、新たに3人を逮捕したと発表した。
ケルン大聖堂では先週、テロの脅威が高まっているとして警察が緊急配備され、観光目的での訪問が禁じられた。
当局はテロ攻撃を画策したとされる30歳の男(タジキスタン人)を逮捕している。
当局によると、3人は西部ノルトライン・ウェストファーレン州の異なる地域で逮捕され、家宅捜索も行われたという。
当局は3人の身元、認否、罪状を明らかにしていない。
ドイツ通信社(dpa)は警察筋の話しとして、「先週逮捕されたタジク人を含む4人は全員、ドイツ全土および他の欧州諸国を活動範囲とする大きなネットワークに属しているとみられる」と伝えている。
容疑者たちは爆発物を積んだ車でケルン大聖堂を破壊する計画を立てていたとされる。
ケルン警察の報道官は31日の記者会見で、「機動隊と爆発物探知犬が大聖堂の地下駐車場を捜索したが、何も見つからなかった」と述べた。
dpaはイスラム過激派に詳しい専門家の話しとして、「イスラム国(ISIS)などの過激派はカトリックの大聖堂などを標的とし、今も活発に活動している」と伝えた。
警察はクリスマス直前にケルン大聖堂へのテロ攻撃が計画されているという情報を入手。テロは大晦日に決行される予定だった。