◎ドイツ第二の労働組合ver.diと独航空最大手ルフトハンザの賃上げ交渉は佳境を迎えている。
2017年3月16日/ドイツ、ミュンヘン、航空最大手ルフトハンザの客室乗務員(Matthias Schrader/AP通信)

ドイツ第二の労働組合ver.diは25日、独航空最大手ルフトハンザの地上職員に1日ストライキを行うよう要請した。

ver.diとルフトハンザの賃上げ交渉は佳境を迎えている。ドイツ通信社によると、ver.diは物流、技術、貨物子会社の従業員約2万人の賃上げを要求している。

ver.diは25日の声明で、「この要請は国内のルフトハンザ全拠点に適用される」とした。

ストは27日の現地時間午前3時45分から、28日の午前6時まで予定されている。

ver.diによると、次の交渉は8月3日と4日に行われる予定。

このような「圧力スト」はドイツの労使交渉では珍しくなく、通常数時間から1日、長くて2日続く。

ドイツ国内の空港は労働者不足の影響でひどく混雑し、保安検査場の前には長い列ができている。

Ver.diは9.5%の賃上げを求めている。ドイツ通信社によると、今月初めにルフトハンザが提示した雇用契約はこれを大きく下回っているとみられる。

ルフトハンザの人事部は25日の声明で、「会社の緊迫した経済状況や不確かな経済見通しにもかかわらず、Ver.diはストを要請し会社に打撃を与えようとしている」と批判した。

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