◎EU当局は15日の会合でジョージアを加盟候補国にするかどうかを決める予定である。
ジョージアの首都トビリシで9日、同国のEU加盟候補国入りを支持する集会が開かれ、数千人が参加した。
EU当局は15日の会合でジョージアを加盟候補国にするかどうかを決める予定である。
EUの執行機関である欧州委員会は先週、ジョージア政府の汚職対策などを評価し、特定の問題に対処すれば加盟候補国になれると勧告した。
トビリシの通りに集まった人々は「ジョージアをEUに」「あなたの声をEUに届けよう」などと書かれた横断幕を掲げ、市内を行進した。
集会にはズラビシュヴィリ(Salome Zurabishvili)大統領も参加した。
ズラビシュヴィリ氏は演説で、「これは平和的な行進であり、国民の意志と選択を示すものである」と語った。
またズラビシュヴィリ氏は加盟候補国入りに自身を示し、「加盟に向けた闘争に勝つ。ジョージアはEU入りを強く望んでいる」と述べた。
ズラビシュヴィリ氏は無党派だが、2018年の大統領選では与党「ジョージアの夢」の支持を得た。
就任後、同氏は与党の政策、特に外交に反対することが多くなった。
与党は今年3月、外国とつながりのあるメディアなどに登録義務を課す「外国のエージェント」法案を取り下げた。この法案はロシアを彷彿とさせるものであり、野党の猛反発と有権者の怒りを引き起こし、広範なデモに発展した。