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抗議デモ中に警察官を平手打ち、記者に懲役2年 ジョージア

与党「ジョージアの夢」に抗議するデモでは野党指導者を含む多くの市民が逮捕・起訴されている。
2025年8月6日/ジョージア、バトゥミ、ジャーナリストの釈放を求めるデモ(AP通信)

ジョージアの著名なジャーナリストが6日、反政府デモ中に警察官を平手打ちしたとして、懲役2年の実刑判決を受けた。

地元の独立系メディアで活動するアマグロベリ(Mzia Amaghlobeli、50歳)氏は1月、西部の港町バトゥミで逮捕、暴行罪で起訴された。

判事は公共の秩序を維持する者または政府職員に対する暴力の罪で有罪判決を下した。

与党「ジョージアの夢」に抗議するデモでは野党指導者を含む多くの市民が逮捕・起訴されている。

バトゥミの裁判所前ではアマグロベリ氏の解放を求めるデモが行われ、数十人が横断幕を掲げて抗議した。

現地メディアによると、過去数カ月の抗議デモで逮捕された人は確認できているだけで50人を超えたという。

地元メディアが報じた映像にはアマグロベリ氏が地元警察の署長を平手打ちする姿が映っていた。

署長は殴られた後、アマグロベリ氏に唾を吐きかけ「なんて奴だ」と叫んでいる。

捜査当局は6月、最大野党「変化のための連合」の指導者であるニカ・グバラミア(Nika Gvaramia)氏を逮捕した。

ジョージアでは昨年11月以来、EU加盟交渉を停止するというジョージアの夢に抗議する小規模なデモが続いている。

ジョージアの夢は近年ますます権威主義的になっており、物議を醸す反スパイ法を法制化したり、LGBTQ+(性的少数者)の権利を侵害する「反LGBTQ法」を成立させた。

ジョージアの夢は24年11月、欧州議会の非難決議採択を受け、EU加盟交渉を2028年まで凍結した。

ジョージアの夢は2008年の南オセチア紛争でロシアに滅多打ちにされたにもかかわらず、ロシアとの関係をリセットしたいと主張している。

ロシアはこの紛争で南オセチアとアブハジアの分離主義勢力を支援し、ジョージアを3分割した。

それ以来、ロシア軍の支援を受ける分離主義者がこの両地域を実効支配している。

両地域はジョージアからの独立を一方的に宣言。ロシアはこれを承認したが、国連は認めていない。

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