イスラエル人の施設利用を拒否、宗教差別で管理者逮捕 フランス
宗教差別で有罪が確定した場合、3年以下の懲役刑に処される可能性がある。
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フランス南部のレジャーパークのマネージャーがイスラエル人観光客の受け入れを拒否したとして、宗教差別の疑いで逮捕された。検察が22日、明らかにした。
それによると、イスラエル国籍の8~16歳の子供たちは訪問先のスペインからフランス南部のピレネー山脈近くにあるリゾート施設を予約したものの、利用を拒否されたという。
検察当局は声明で、「施設の管理者が当初、個人的な信念を理由にこのグループの立ち入りを拒否し、その後、別の理由を提示した」と述べた。
この施設は20日夜、ソーシャルメディアに声明を投稿。21日に施設を閉鎖し、点検を行うと説明した。
しかし、検察は声明で、「管理者は個人的な信念を理由にこのグループに来ないよう求めた」と指摘した。
このグループは別の施設を予約。問題なく利用できたとしている。
地元メディアによると、管理者は警察の取り調べに対し、容疑を否認しているという。
フランスのユダヤ人協会は声明でこの管理者を「差別主義者」と非難した。
宗教差別で有罪が確定した場合、3年以下の懲役刑に処される可能性がある。
フランスでは23年10月にガザ紛争が始まって以来、ユダヤ人コミュニティへの嫌がらせや脅迫、破壊行為などが相次いでいる。