◎パリ五輪は7月26日に開幕する。
フランス、パリ、エッフェル塔と五輪のロゴ(Getty Images)

フランス当局がパリ市内で発生したとされるオーストラリア人女性集団レイプ事件を捜査している。検察が24日、明らかにした。

パリ検察庁は声明で、「25歳の女性がパリ市内で集団強姦に遭ったと警察に届け出たため、捜査が進められている」と述べた。

AFP通信は5人の男が女性をレイプしたと報じている。

検察は被害者の身元を明らかにしていない。事件は7月19日遅くに発生、女性は市内のレストランに逃げ込み、スタッフに助けを求め、その後、病院に搬送されたという。

豪外務省は24日、「在フランス・豪大使館がパリ市内で暴行を受けた女性を保護するよう仏当局に求めた」と声明を出した。

また同省は「女性のプライバシーを守るため、それ以上の情報は明かせない」とした。

オーストラリア放送協会(ABC)によると、被害者は当初、すぐに帰国する予定であったが、後にフランスにとどまることを決めたという。それ以上の情報は明らかになっていない。

パリ五輪は7月26日に開幕する。警察によると、市内には約3万人の警察官が配備され、セーヌ川で行われる開会式は4万5000人体制で警備にあたる予定だ。

それとは別に、軍の兵士約1万8000人も市内をパトロールしている。

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