▽事件は市内の市場近くで22日に発生。アルジェリア国籍の男(37歳)がポルトガル人男性を殺害し、警察官に襲い掛かった。
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フランス東部ミュルーズで発生した殺傷事件について、捜査当局は23日、イスラム過激派との関連が疑われるとして、新たに3人を逮捕したと明らかにした。
事件は市内の市場近くで22日に発生。アルジェリア国籍の男(37歳)がポルトガル人男性を殺害し、警察官に襲い掛かった。
これにより警察官7人が負傷、うち1人が重傷で入院中。
警察は23日の声明で、「実行犯を含む4人を逮捕した」と明らかにした。
ルタイヨー(Bruno Retailleau)内相は22日、容疑者を統合失調症の傾向があるイスラム主義者と説明した。
それによると、容疑者は2014年に不法入国。パレスチナ・ガザ地区のイスラム組織ハマスによる23年10月のイスラエル襲撃を賛美したとして逮捕され、有罪判決を受けていたという。
当局は容疑者を何度も国外追放しようとしたが、アルジェリアが受け入れを拒否したとされる。
検察によると、容疑者の家族2人と容疑者を宿泊させた人物が逮捕されたという。
マクロン(Emmanuel Macron)大統領は声明で、「フランスはイスラム過激派の脅威に対して、厳重な警戒態勢を敷いている」と強調した。
警察によると、容疑者は犯行中、アラビア語で、「アラーアクバル(神は偉大なりの意)」と連呼していたという。容疑者はナイフとドライバーを所持していた。