▽ビラにはこう書かれていた。「フランス国民よ、反撃せよ。今日、外国人が我々の腕の中に入ってきて、あなた方の息子や妻の喉をかき切るのだ…」
のマリーヌ・ルペン議員(AP通信).jpg)
フランスの人権団体が7日、極右「国民連合(RN)」の集会で差別的なビラを配布したとして、極右グループ「ルミニス・パリ(Luminis Paris)」に対する告訴状を提出した。
訴えを起こしたSOSレイシズム(SOS Racisme)は声明で、「ルミニス・パリは人種差別や暴力を煽り、外国人排斥を推進している」と批判した。
ルミニス・パリは6日、首都パリのRN集会で外国人に対する行動を呼びかけるビラを配布した。
ビラにはこう書かれていた。「フランス国民よ、反撃せよ。今日、外国人が我々の腕の中に入ってきて、あなた方の息子や妻の喉をかき切るのだ...」
SOSレイシズムはルミニス・パリのような極右が外国人排斥を推進し、組織的にこのような差別ビラを配布して暴力を煽っていると批判した。
またSOレイシズムは「極右は内部分裂しているが、他者への憎悪やヘイトクライムでは一致団結して攻撃してくる」と述べた。
専門家によると、このビラは差別や暴力を扇動することを禁止するイトスピーチ法に抵触する可能性があるという。
ルミニス・パリはこの告発に関するコメントを出していない。同団体は前日、ビラに対する批判を一蹴していた。
ルミニス・パリは2024年、パリ市内でホームレスの移民への支援をやめるよう求めるパトロールを行ったとして非難を浴びた。