▽事故は東部の都市オロモウツで現地時間の正午頃に発生。消防が消火活動に当たっている。負傷者の情報はない。
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チェコ東部で化学薬品を積んだ貨物列車が脱線し、火災が発生した。現地メディアが2月28日に報じた。
それによると、事故は東部の都市オロモウツで現地時間の正午頃に発生。消防が消火活動に当たっている。負傷者の情報はない。
出火現場から最も近い住宅地までの距離は約500メートル、延焼の恐れはないとのこと。
消防によると、この貨物列車は発ガン性のあるベンゾールを輸送していたという。
地元テレビ局は消防関係者の話しとして、「列車の17基のタンクのうち15基が燃え、各タンクには約60トンの化学物質が入っていた」と伝えている。
隣国スロバキアも消防隊を派遣、消防ヘリが地上の消防士をサポートしている。
地元当局は近隣住民に対し、窓を閉め、屋内にとどまるよう勧告した。
ベンゾールにはベンゼン、トルエン、キシレンが含まれており、これらは様々な化学物質の原料として使用されている。