◎フランス中西部サン・テニャンのボーバル動物園で誕生した双子パンダのユアンドゥドゥ(メス)とフアンリリ(メス)の一般公開が始まった。
2021年12月11日/フランス、サン・テニャンのボーバル動物園、双子パンダのユアンドゥドゥとフアンリリ(Zooparc de Beauval/AP通信)

12月11日、フランス中西部サン・テニャンのボーバル動物園で誕生した双子パンダのユアンドゥドゥ(メス)とフアンリリ(メス)の一般公開が始まった。

ボーバル動物園は絶滅危惧種の繁殖に取り組んでおり、大型ネコ科動物、霊長類、マナティーなどを飼育している。

双子は8月に誕生した。母親のフアンフランと父親のユアンジはフランスと中国の関係を強化する目的でリースされている。期間は10年。

ボーバル動物園の公式ホームページによると、双子は午前10時から正午までフアンフアンと同じ屋内施設、正午から午後4時までは双子専用ブースで一般公開されるという。同園の関係者はソーシャルメディアに、「双子は自由に遊びまわり、疲れると昼寝します」と投稿した。

双子はボーバル動物園が公開した動画の中で不器用に歩き回る姿を披露している。

双子の名付け親はフランスのサッカースター、キリアン・エムバペ選手と、中国の高飛び込みチャンピオンで東京五輪金メダリストのジャン・ジャチー選手。式典は11月に開催された。

ジャイアントパンダは絶滅危惧種に指定されており、国際取引はワシントン条約で禁止されている。世界の動物園で飼育下に置かれているパンダはほぼ全て中国から借り入れたものである。

中国は「パンダ外交」で国民的マスコットを世界中に貸し出しており、今年6月に上野動物園で誕生したレイレイ(メス)とシャオシャオ(オス)は来年1月から一般公開される予定。

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