◎欧州では夏のバカンスシーズンが本格的にスタートし、空港や駅はとても混雑している。
2022年7月6日/フランス、中部リヨンの駅構内(Laurent Cipriani/AP通信)

フランスの鉄道労働組合は6日、賃上げを求める一斉ストライキを決行した。

フランス国鉄(SNCF)によると、高速鉄道の25%が運休し、パリ近郊の路線で遅延が発生したという。

ロンドン行きのユーロスターやベルギーの首都ブリュッセル行きのタリスは通常通り運行された。

強硬派労働組合「フランス労働総同盟(CGT)」などがストに参加し、政府に賃上げを要求した。

地元メディアによると、組合幹部とSNCF経営陣は6日遅くに会談する予定。

CGTは6日の声明で、「組合員の基本給は10年間上がっていないため、インフレ率を考慮した適切な賃上げを望んでいる」とした。

鉄道労組SUD-Railの広報担当はAP通信の取材に対し、「組合員の命を守らなければならない」と語った。「最前線で働いている人々は食料・燃料の購入、請求書の処理に苦労しています。賃金が上がらなければ、彼らの生活は改善しません...」

広報担当は経営陣を厳しく非難した。「最大の問題はストではなく、組合員を安月給で働かせる経営陣です」

パリの駅で列車の到着を待っていた男性はAFP通信の取材に対し、「労組の怒りを理解している」と語った。「もっと激しくやってもいいと思います。闘うのはいいことです」

ポルトガルからリヨンに観光に訪れた女性は「労組のベストを着た集団を見た」と語った。「目が血走っていました...」

欧州では夏のバカンスシーズンが本格的にスタートし、空港や駅はとても混雑している。

SNCFは利用者に最新の運行状況をチェックするよう呼びかけている。

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