◎2024年はオリンピックイヤーである。
フランス内務省は29日、テロの脅威が高まっているとして、全土の大晦日の警備を強化すると発表した。
警察はパリのシャンゼリゼ通りを含む全国各地に警察官約9万人を配備し、警戒に当たるとしている。
ダルマナン(Gerald Darmanin)内相は記者会見で、「シャンゼリゼ通りの年越しイベントには150万人以上が参加する見通しである」と語った。
またダルマナン氏はイスラエル・ハマス紛争の影響でテロの脅威が高まっていると警告した。
それによると、警察は監視活動の一環としてドローンを導入し、消防士数万人と陸軍兵士5000人も追加動員される予定だという。
2024年はオリンピックイヤーである。大晦日のパリ市内は大混雑すると予想されている。凱旋門では五輪向けの撮影が行われる予定だ。
治安当局はパリのセーヌ川沿いで12月2日にドイツ人観光客が刺殺されて以来、厳戒態勢を維持している。