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サルコジ元大統領の殺害示唆、検察が捜査、パリ市内の刑務所に収監中

パリの裁判所は9月25日、サルコジ氏が大統領選挙をめぐり、側近がリビアに違法な資金の提供を働きかけるのを容認したとして、禁錮5年の実刑判決を言い渡した。
2025年10月21日/フランス、パリ市内、サルコジ元大統領(ロイター通信)

フランス・パリの検察当局は22日、市内のラ・サンテ刑務所に収監されているサルコジ(Nicolas Sarkozy)元大統領が標的になっているとして、捜査を開始したと明らかにした。

サルコジ氏は21日に同刑務所に収監された。

ロイター通信は当局者の話しとして、「2025年10月22日、パリ検察庁はラ・サンテ刑務所長から、ソーシャルメディアで拡散されている動画について通報を受けた。この動画は明らかに受刑者が撮影したもので、サルコジ氏の殺害を示唆する内容であった」と伝えている。

捜査の一環として受刑者3人が事情聴取を受け、携帯電話2台が押収された。

パリの裁判所は9月25日、サルコジ氏が大統領選挙をめぐり、側近がリビアに違法な資金の提供を働きかけるのを容認したとして、禁錮5年の実刑判決を言い渡した。

サルコジ氏はリビアのカダフィ政権から違法な資金提供を受けたとされる。

警察はサルコジ氏の警護のため、機動隊員2人をラ・サンテ刑務所に配備している。

サルコジ氏は独房ではなく特別棟に収容されている。

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