◎この便は21日、パリ東部のヴァトリー空港に給油のために着陸した。
フランス当局は22日、UAE(アラブ首長国連邦)発ニカラグア行きのチャーター機に人身売買の犠牲者が乗っているという匿名の通報を受け、同機の離陸を阻止したと発表した。
それによると、この便はルーマニアのレジェンド航空が運行し、インド国籍を持つ市民303人を乗せていたという。
この便は21日、パリ東部のヴァトリー空港に給油のために着陸した。
パリ検察庁は声明で、「特別捜査官が乗客全員から事情を聴いており、人身売買を主導したとみられる2人を拘束した」と明らかにした。
地元テレビ局は空港関係者の話しとして、「この便の乗客はメインホールに移され、簡易ベッドで一晩を過ごした」と伝えている。
報道によると、国家警察の組織犯罪部門、国境警備機関、空港警察が合同で捜査に当たっている。
レジェンド航空はこの事件に関する声明を出していない。
ニカラグアはビザ要件が緩く、米国への亡命を希望するアフリカ・アジア系移民の中継地になっている。