◎メランション氏の極左政党「不服従のフランス」と緑の党は6月の国民議会選挙に先立ち、協定を結んだ。
2022年5月1日/フランス、パリのメーデー会場、「不服従のフランス」のジャンリュック・メランション氏(Lewis Joly/AP通信)

フランスの極左政党を率いるジャンリュック・メランション氏は2日、環境保護政党「欧州エコロジー・緑の党」とマクロン戦線を形成することで合意した。

メランション氏の極左政党「不服従のフランス」と緑の党は6月の国民議会選挙に先立ち、協定を結んだ。

両党は6月12日の第一回投票と19日の第二回投票で競い合わないことに合意した。

国民議会選は2回に分けて行われる。12日の投票で過半数を獲得した候補は当選。いなければ「しきい値」の12.5%を上回った候補が19日の投票に進む。

メランション氏は先月の大統領選第一回投票で22%を獲得。極右のル・ペン党首に肉薄し、左派政党のリーダーに急浮上した。

AFP通信などによると、緑の党は不服従のフランスが候補を擁立しない100の選挙区で候補を立てるという。また緑の党は、左派政党が議会の過半数を獲得した場合、メランション氏を首相とすることにも合意した。

共産党と社会党もまもなくメランション氏と協定を結ぶと伝えられている。

しかし、社会党は連立に参加するかどうかで意見が分かれているとされる。一部の議員は自由市場を含むEUのルールに背くべきと主張しているメランション氏の考えに反対しているようだ。

国民議会の第一党はマクロン大統領の共和国前進。6月の選挙では単独過半数を維持できるかどうかが焦点になる。

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