◎仏政府は砲弾不足に直面するウクライナを支援するため、軍需産業にその生産量を増やすよう働きかけている。
フランスのルコルニュ(Sebastien Lecornu)国防相は31日、ロシアの侵攻を受けるウクライナへの新たな軍事支援として、来年初めまで数百台の装甲車を供与する予定と明らかにした。
ルコルニュ氏は地元紙のインタビューで、「ウクライナ軍は広範な前線での活動を維持するため、より多くの装甲兵員輸送車を必要としている」と語った。
仏軍は現在、1979年に導入したVAB装甲兵員輸送車を新世代の装甲車に置き換えようとしている。
ルコルニュ氏は「2024~25年初頭にかけて、運用可能なVABをウクライナに数百台送る予定である」と説明した。
またルコルニュ氏は「対空ミサイルも供与する」と述べた。
仏政府は砲弾不足に直面するウクライナを支援するため、軍需産業にその生産量を増やすよう働きかけている。
ルコルニュ氏は26日、ウクライナへの軍事支援として、榴弾砲78門を追加供与すると発表。砲弾の供給も増やすと述べていた。