▽米国の相互関税に端を発する世界的な金融不安がさらなる苦境を招くと懸念される中、ギリシャは現在、生活費の高騰に悩まされている。
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ギリシャの労働組合が9日、賃上げを求める24時間のストライキを決行し、航空便やフェリーが欠航になった。
同国最大の労組であるギリシャ労働総同盟(GSEE)は声明で、「生活費の高騰が労働者の所得を蝕んでいる」と述べ、政府と企業に賃上げと緊縮財政の終結を求めた。
24時間ストは公的部門の労組であるギリシャ公務員連合(ADEDY)とGSEEが主導。両労組は賃上げと、10年前の財政危機の際に国際的な救済措置の一環として廃止された団体交渉権の完全復活を求めている。
ギリシャを発着する国際便と国内便は9日深夜から10日の深夜まで欠航。首都アテネではバス、路面電車、地下鉄の大半が停止した。
米国の相互関税に端を発する世界的な金融不安がさらなる苦境を招くと懸念される中、ギリシャは現在、生活費の高騰に悩まされている。
ADEDYは9日の声明で、賃上げと、救済策の一環として廃止される前は給与の2カ月分に相当していた公務員の休日ボーナスの復活を要求した。