ハンガリーの主要製油所で火事、ケガ人なし
火事はブダペスト南部にある商船三井の製油所の処理施設で20日夜に発生。数時間後に鎮火したという。負傷者は報告されていない。
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ハンガリー・ブダペスト南部にある製油所で火事があり、数十台の消防車が対応に当たった。地元当局が21日、明らかにした。
それによると、火事はブダペスト南部にある商船三井の製油所の処理施設で20日夜に発生。数時間後に鎮火したという。負傷者は報告されていない。
出火原因は明らかになっておらず、消防が関係者から話しを聞いている。
商船三井は声明で、「緊急プロトコルが発動し、被害を受けていない施設は評価を続けながら段階的に再稼働している」と述べた。
また同社は「国内燃料供給の確保に注力し、戦略的備蓄の活用を検討中である」と付け加えた。
オルバン(Viktor Orbán)首相は21日、商船三井幹部と火災について協議したとSNSに投稿した。
またオルバン氏は「ハンガリーの燃料供給は安全だ」と記した。
この製油所では主にロシア産原油を精製している。
EUはウクライナ戦争開始直後にロシア産石油の禁輸措置(例外あり)を開始。2027年末までにロシア産ガスと石油のEUへの輸入を段階的に停止する予定だ。