◎午前9時過ぎに機関室から出火したと通報があった。
2024年10月11日/ドイツ沖、火災が発生した石油タンカー(ドイツ通信社)

ドイツ沖を航行中の石油タンカーで火災が発生し、乗組員7人全員が救助された。当局が10日、明らかにした。

沿岸警備隊によると、このタンカーはドイツ船籍。午前9時過ぎに機関室から出火したと通報があった。

タンカーは当時、海辺のリゾート地ヴァルネミュンデの沖合にいた。通報から約1時間後、消防が乗組員を救助、病院に搬送した。

当局によると、7人のうち数人が煙を吸うなどして軽傷。

タンカーには約640トンの石油が積まれていた。石油や燃料が流出したという情報はない。

消防は午後、タンカーに乗り込み、船内の状況を確認。その後、タンカーを北東部ロストックの港に曳航し、消火活動を継続した。

ドイツ通信社(dpa)は関係者の話しとして、「タンカーの状態は安定していると判断し、港で最終確認を行うことにした」と伝えている。

出火原因は明らかになっていない。

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