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ハンガリー首都郊外で建物火災、3人死亡、22人負傷

火事はブダペストの西方約8キロに位置するブダケシで発生、作業員らが仮住まいとして使用していた2階建て建物が全焼した。
2026年2月13日/ハンガリー、首都ブダペスト郊外で発生した建物火災(AP通信)

ハンガリーの首都ブダペスト郊外で13日未明、大規模な火災が発生し、少なくとも3人が死亡、22人が負傷した。地元当局が明らかにした。火事はブダペストの西方約8キロに位置するブダケシで発生、作業員らが仮住まいとして使用していた2階建て建物が全焼した。消防らの消火活動により火は朝までに消し止められたが、激しい炎と煙で甚大な被害が出た。

消防総局によると、現場には40人以上の救急隊員と18台の緊急車両が出動した。消防は建物内から複数の生存者を救出したという。その後の捜索で男性2人と女性1人の遺体が発見された。

負傷者22人は現場で応急処置を受け、そのうち4人が重傷で、ブダペストの病院に搬送された。その他の負傷者も状態に応じて各医療機関で治療を受けている。負傷者の多くは煙や熱による呼吸器への影響、転倒による打撲などが原因と伝えられている。

現場を管轄するペシュト県警察本部は13日午前の記者会見で、建物内の一室で爆発が起きた可能性を指摘し、これが火災発生の引き金となったとの見方を示した。さらに、初期の調査で建物内におけるガスの使用方法に複数の安全基準違反があったことが確認され、規制遵守が欠如していた疑いが浮上したため、当局は刑事事件として捜査を進めていることを明らかにした。

火災現場は住宅地と工業地が混在する地域で、仮住まいとしての用途のほか、作業員向けの宿泊施設として利用されていた。近隣住民は大きな爆発音とともに黒煙が立ち上る様子を目撃したと述べており、早朝の時間帯であったことから多数の人々が屋内にいる中での火災となった。現場付近の道路は一時的に封鎖された。

消防当局は今後も残火処理と安全確認を進めるとともに、火災原因の究明と再発防止策の策定を急いでいる。仮住まいとして使われていた建物については、建築基準やガス設備の安全管理に関する監査が徹底されていなかったとの指摘があり、関係当局は調査の結果を踏まえ、必要な法的措置も視野に入れて対応を検討する方針だ。

この火災はブダペスト地域社会に大きな衝撃を与え、被害者とその家族に対する支援の必要性が高まっている。中央政府は声明で哀悼の意を表明し、負傷者への早期回復と被災者支援に全力を尽くす考えを示した。

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