スペイン北東部のアパートで火事、子ども5人死亡
火災は16日の午後9時頃、バルセロナの北方約80キロに位置する地区の5階建てアパートで発生した。
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スペイン北東部カタルーニャ自治州でアパートの最上階にある倉庫の火災により、5人の子どもが死亡し、同じ建物内にいた他の5人が負傷した。消防当局が17日、明らかにした。
火災は16日の午後9時頃、バルセロナの北方約80キロに位置する地区の5階建てアパートで発生した。最上階の倉庫室から出火し、子どもたちが逃げ遅れたという。出火原因は明らかになっていない。地元メディアによると、この倉庫室は居住用ではなく、保管スペースとして使われていたとみられる。
カタルーニャ州警察は声明で、死亡した5人の子どもは14~17歳までの未成年とみられ、いずれも建物に居住していなかったと明らかにした。5人の身元は明らかになっていない。負傷した5人のうち4人は退院済み、残る1人も入院の必要はないという。
地元当局と警察が火災の原因と子どもたちが逃げ遅れた理由を捜査中だ。出火原因や放火の可能性、倉庫の施錠状況など、複数の視点から調査が進められている。州警察は声明の中で、「事件の可能性も排除していない」と述べた。
カタルーニャ自治政府はX(旧ツイッター)への投稿で、「5人の子供が亡くなったことに深い悲しみを覚える」と表明し、遺族に哀悼の意を伝えた。自治体は地域社会に対し支援体制を強化する構えを示し、学校や地域センターにカウンセリング提供の準備が進められている。
火災現場周辺では近隣住民がショックを受け、現場検証に立ち会う親族らの姿も見られた。事件後、地域住民の間では安全管理や廃屋スペースのリスクについての懸念が強まっており、消防・建築安全基準の見直しを求める声も出始めている。消防当局は引き続き倉庫室内の残火処理と現場検証を進め、最終的な出火原因の特定と事故再発防止策の提言を目指すとしている。
この火災による死者は5人に上り、スペイン国内で発生した住宅関連火災としても最大規模の被害となった。地域社会と当局は、原因の徹底究明と被害者支援、類似事故の防止に向けた取り組みを急ぐ必要に迫られている。
