◎最初の納入はパンデミックと半導体不足の影響で2年遅れていた。
米ロッキード・マーティン社のF16戦闘機(Getty Images)

スロバキア政府は22日、米ロッキード・マーティン社のF16戦闘機2機が納入されたと発表した。

スロバキアはF16戦闘機14機を購入する契約を結んでいる。最初の納入はパンデミックと半導体不足の影響で2年遅れていた。

大統領府によると、2機は北部の空軍基地に無事納入されたという。

残り12機は2年後に順次納入される予定だ。

大統領府は声明で、「F16は我が国の防空能力向上に大きく貢献する」と述べた。

ペレグリニ(Peter Pellegrini)元首相は2018年、旧ソ連製戦闘機ミグ29を置き換える目的で、F16戦闘機14機を購入する18億ドルの契約に署名した。

それから4年後、政府はロシアによるウクライナ侵攻に伴いロシア人技術者が帰国し、専門知識や部品が不足したことを受け、ミグ29の廃棄を延期した。

政府は昨年、ウクライナに13機のミグ29を供与する計画を承認。NATO加盟国のポーランド、チェコ、ハンガリーがスロバキアの領空警備を支援している。

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