◎ユーロトンネルシャトルは人間と車を輸送する。トンネルの全長は37.9km。列車の全長は775m。
英仏のメディアは23日、英ドーバーと仏カレーを結ぶユーロトンネルシャトル (Eurotunnel Le Shuttle)でトラブルが発生し、乗客数十人が何時間も足止めされたと報じた。
報道によると、カレー発の列車でトラブルが発生し、運行できなくなったという。トラブルの原因は調査中とみられる。
ユーロトンネルシャトルは人間と車を輸送する。トンネルの全長は37.9km。列車の全長は775m。
乗客は避難を余儀なくされ、ソーシャルメディアにはトンネルの非常用通路に閉じ込められた人々の写真や映像が投稿された。
報道によると、乗客たちは数時間待たされ、別の列車でイギリスに入った。
運営会社のユーロトンネル社はAFP通信の取材に対し、「列車の警報が鳴ったため、調査を行う必要があった」と説明した。
あるツイッターユーザーは「非常用通路で待機している時間は本当に長く感じられ、恐ろしかった」と投稿している。「ハリウッド映画のようでした。何が起こっているのかさっぱり分からず、避難してくださいと命じられたのです...」
別のフェイスブックユーザーは、「トンネルが崩壊するのではないか、と心配する人がいた」と投稿した。「泣いている女性を見ました。ひとりで旅行していた女性はパニックを起こしていました」
PAメディアの取材に応じた男性は、「5時間閉じ込められた」と語った。「水が入ってきたらどうしようと思っていました。ああ神様、どうかお助けください、と心の中でずっと祈っていました...」
ユーロトンネル社は列車が故障したとツイッターで報告していたが、その後、「列車の故障ではなく、警報がなったため調査が必要」と訂正した。
同社は23日の現地時間20時22分に乗客全員を英フォークストンに移送したと発表した。
ある乗客は「列車に閉じ込められた」「何が起きたのか分からず、車掌からの説明もない」と17時40分頃にツイートしていた。
別の乗客は「列車内に車を置きっぱなしにしなければならない」と不満を表明した。
ユーロスターの広報担当は23日遅く、英フォークストン側に問題はないと報告したが、カレーからイギリスに旅行を予定している人は最新の運行状況をチェックしてほしいと警告した。