◎テムズ川の下にあるトンネルに水が流れ込み、ロンドンのセントパンクラス駅とパリ北駅間が運休になった。
2023年12月30日/フランス、パリ北駅構内、ユーロスターの運休に困惑する人々(Aurelien Morissard/AP通信)

イギリスと欧州大陸を結ぶ高速鉄道ユーロスターが30日、地下トンネルの冠水で運休した。

当局によると、テムズ川の下にあるトンネルに水が流れ込み、ロンドンのセントパンクラス駅とパリ北駅間が運休になった。

この結果、年末年始休暇を楽しみにしていた数百人が足止めされた。

30日の41便はすべて運休が決まり、イギリスとフランスでホテルを予約していた数百人が悲鳴を上げた。

トンネルで復旧作業に当たっているエンジニアによると、水位は徐々に下がっているものの、復旧には時間がかかる見込み。31日も運行は難しいようだ。

トンネルに水が流れ込んだ原因は明らかになっていない。

イギリスは暴風雨に見舞われており、今年最後の週末はさらなる荒天が見込まれている。

駅で立ち往生した旅行者の多くがスーツケースに座り、宿泊場所や代替プランを見つけようと奔走した。

米テキサス州からパリを経由してロンドンに向かっていた男性は「大晦日の予定が台無しになった」とAP通信に語った。

「家族全員で立ち往生しています。何が起きているのですか?パリでクリスマスを祝い、大晦日のためにロンドンに向かっていました。どうしてこんなことに...」

ユーロスターはクリスマス直前にも職員のストライキで運行を一時停止していた。

英気象庁(Met Office)は30日、ロンドンとイングランド南部で荒天が続くと警告した。

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