◎サッカーイタリア代表はロンドンのウェンブリースタジアムで行われたユーロ2020決勝でイングランド代表を死闘の末破り、約半世紀ぶりとなる欧州タイトルを獲得した。
7月11日、サッカーイタリア代表はロンドンのウェンブリースタジアムで行われたユーロ2020決勝でイングランド代表を死闘の末破り、約半世紀ぶりとなる欧州タイトルを獲得した。
死闘はPK戦にもつれこみ、イタリアはイングランドを3ー2で下し、2度目の欧州チャンピオンに輝いた。一方、敗れたイングランドは1966年のワールドカップ以来となる国際大会優勝を目指したが、トロフィーにはあと一歩届かなかった。
ローマの繁華街に設置されたファンゾーンには数千人のサポーターが集まり、試合の行方を見守った。そして優勝の瞬間、サポーターは絶叫し、吠え、むせび泣き、抱きつき、笑い、走り、クラクションを鳴らし、代表の奮闘を称えた。
ロイター通信の取材に応じたローマのサポーターは「私はとても幸せです!」と述べた。「私たちはユーロチャンピオンです!私は一晩中祝うでしょう!」
別のサポーターは、「すごい!すごい!すごい!」と絶叫した。「イタリアは勝ちました!勝った!最高の気分です!」
ナポリの繁華街に集まった数千人のサポーターは、PK戦終了直後にストリート絶叫パーティーの開幕を宣言した。
4年前、イタリア代表は60年ぶりにワールドカップの出場権を獲得できず、サッカー史上最悪の瞬間に突入した。しかし、現在、代表は欧州最高のチームに変貌し、ロベルト・マンチーニ監督の下で国際試合34戦無敗という記録を打ち立て、1968年以来となる欧州チャンピオンに輝いた。
マンチーニ監督はキャプテンのジョルジョ・キエッリーニ選手がトロフィーを持ち上げるところを見ながら、ゆっくり表彰台に上がった。マンチーニ監督は記者団に対し、「選手たちはやりました!」と述べた。「彼らに言葉もありません...」
イングランド代表とサポーターは沈痛な面持ちでイタリア代表の喜ぶ姿を見守った。
イングランドのキャプテン、ハリー・ケイン選手は、「ペナルティで負けたときの痛みは世界最悪です」と語った。「しかし、素晴らしいトーナメントでした。仲間には誇りを持ち、前を向こうと言いました。今は痛いです。この痛みはしばらく取れないでしょう...」
イタリアのジュゼッペ・コンテ前首相はツイッターに祝福のコメントを投稿した。「代表チームは私たちに喜びを与えてくれました。私たちはイタリアを誇りに思っています。イタリアはヨーロッパの頂点に立ちました」
イギリスのボリス・ジョンソン首相は、「代表の活躍を誇りに思っている」とツイートした。
<UEFA欧州選手権2020決勝>
イタリア 1ー1 イギリス
(PK3-2)