◎禁止されたのは国営RIAノーボスチなど。27カ国からなるEU圏内で閲覧できなくなった。
2023年7月27日/ロシア、サンクトペテルブルク、ロシア・アフリカサミットの会場(Mikhail Metzel/TASS/Pool/AP通信)

EUは17日、ウクライナ侵攻や来月の欧州議会選に関する偽情報を流布したとして、4つのロシア系メディアのライセンス(放送免許含む)を取り消した。

禁止されたのは国営RIAノーボスチなど。27カ国からなるEU圏内で閲覧できなくなった。

EUの執行機関である欧州委員会は声明で、「この4社は欧州の政治、特に選挙に関するプロパガンダを流布している」と強調した。

ベルギーは先月、ロシア系メディアが欧州議会選を含む国政選挙の偽情報を拡散し、親ロシア派を支援している疑いがあるとして捜査を開始。同情報機関がウクライナへの支持を弱めようとするネットワークの存在を確認したと明らかにしていた。

チェコでも親ロシア派による影響工作が発覚、政府が多くの個人に制裁を科した。それによると、制裁対象者は欧州議会の議員に接触し、ロシアのプロパガンダを促進するために金銭を提供したとされる。

EUは2022年2月にウクライナ戦争が始まって以来、すでに国営テレビRTなどの放送免許を停止している。

アフィリエイト広告
スポンサーリンク