エストニア外務省、ロシア外交官を追放、制裁違反
NATO加盟国のエストニアとロシアの関係は22年2月にウクライナ戦争が始まって以来、悪化の一途をたどっている。
.jpg)
エストニア外務省は13日、ロシアの外交官を制裁違反とエストニア国家に対する犯罪を理由に国外追放すると発表した。
同省は声明で、首都タリンの在ロシア大使館の第一書記をペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)に指定したと明らかにした。氏名は明らかにしていない。
ロシア外務省はエストニア政府を非難。報復措置を取ると表明した。
NATO加盟国のエストニアとロシアの関係は22年2月にウクライナ戦争が始まって以来、悪化の一途をたどっている。
ロシア当局は旧ソ連時代に設置された記念碑の撤去を推進したとして、エストニアの前首相であるEUのカラス(Kaja Kallas)外交安全保障上級代表を指名手配している。
エストニア外務省は声明で、「在ロシア大使館は我が国への継続的な内政干渉を終了しなければならない」と述べた。
また同省は、この件に関連してエストニア市民が有罪判決を受けたと明らかにしたが、詳細には触れなかった。
西側諸国はロシアによるウクライナ侵攻を受けて、ロシアに対して広範な経済制裁を科している。