◎アフリカ・中東・アジアの紛争地などから逃れた多くの移民が西欧の豊かな国(主にドイツ、イギリス、フランス)への亡命を希望している。
ドーバー海峡で移民を乗せたボートが転覆し、少女が死亡、15人が救助された。フランス当局が3日、明らかにした。
それによると、事故は3日朝に発生。16人を乗せたボートがダンケルク沖で転覆したという。
フランス当局は声明で、「定員オーバーの小型ボートが沖合で転覆したという通報を受け、沿岸警備隊が現場に急行した」と述べている。
その中には4人の子供を連れた夫婦も含まれていた。
当局によると、夫婦の7歳の娘が溺死。母親は妊娠中だった。
救助された15人は市内の病院に搬送、手当てを受けている。
ドーバー海峡では2月28日にもボートが転覆。移民3人が死亡している。
アフリカ・中東・アジアの紛争地などから逃れた多くの移民が西欧の豊かな国(主にドイツ、イギリス、フランス)への亡命を希望している。
英政府の統計によると、昨年ドーバー海峡を横断した移民は約3万人。22年の4万5000人超から36%減となった。