スイス首都で親パレスチナデモ、警察官18人負傷、略奪も
ベルン警察は記者会見で、主催者が許可を取らずに道路を占用したと説明。一部が暴徒化し、50棟以上の建物を破壊したと非難した。
.jpg)
スイスの首都ベルンで数千人の親パレスチナ派が街頭デモを行い、一部が暴徒化して18人の警察官とデモ参加者数人が負傷した。警察が12日、明らかにした。
ベルン警察は記者会見で、主催者が許可を取らずに道路を占用したと説明。一部が暴徒化し、50棟以上の建物を破壊したと非難した。
現地メディアによると、警察が暴徒を取り締まった際に乱闘が発生。機動隊は催涙ガスと放水砲で応戦したという。
国営テレビは5000人ほどが市内を行進したと報じている。
ベルン警察の本部長は会見で、「無許可デモと破壊行為により、取り締まりを余儀なくされ、その結果、警察官18人とデモ参加者数人が負傷し、1人が逮捕された」と語った。
10月2日にもジュネーブのガザ支援デモで警察と抗議者が衝突していた。
警察によると、暴徒は50棟以上の建物にレンガや石を投げつけ、略奪も確認されたという。
国営テレビは被害額が数百万スイスフランに達する可能性があると報じ、スイス各地の親パレスチナ団体がデモを組織したと付け加えた。