▽被告は10月にモスクワ中心部で警察官と口論になった後、逮捕され、自宅軟禁下に置かれていた。
ロシア・モスクワの裁判所は25日、警察官を殴ったオランダ人に懲役3年の実刑判決を言い渡した。
被告は10月にモスクワ中心部で警察官と口論になった後、逮捕され、自宅軟禁下に置かれていた。
国営メディアによると、被告は道路標識に関する意見の相違から警察官の顔を殴ったという。
タス通信は被告が地方裁判所で政府職員に対する暴力行為により、懲役3年の実刑判決を受けたと報じた。
ロシアでは近年、西側の外国人が大勢投獄されている。
一部のアナリストはウクライナ戦争をめぐる緊張が高まる中、ロシアが国内で逮捕した外国人を交渉に利用していると指摘している。
西側とロシアは8月、冷戦終結後最大の囚人交換を実施した。
これにより、ロシアで収監されていた米紙ウォール・ストリート・ジャーナルのゲルシコビッチ(Evan Gershkovich)記者や元米海兵隊員ウィーラン(Paul Whelan)氏を含む26人が釈放された。
これに対し、米国、ドイツ、その他欧州諸国が多数のロシア人を釈放した。