NATOサミット開催のオランダ・ハーグにサイバー攻撃、親ロシア派ハッカー集団
オランダ政府はNATOサミットに合わせて「オレンジ・シールド」と名付けた大規模なセキュリティ作戦を展開している。
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オランダ政府は23日、ハーグで今週開催されるNATO首脳会議に関連する複数の自治体や組織に対し、親ロシア派のハッカーが分散型サービス妨害攻撃(DDoS)を仕掛けたと明らかにした。
警察庁のサイバーセキュリティセンターは声明で、「これらの攻撃の多くが”NoName057”と呼ばれる親ロシア派ハッカー集団によるものであり、ロシアの思想を拡散しようという意志が伺える」と述べた。
また同センターは、「この集団はサイトにデータを大量に送り込んで過負荷状態に陥らせ、オフラインにさせようとした」と指摘。国内外のパートナーと連絡を取っていると述べた。
ハーグ市の広報担当も声明を出し、全ての自治体でサイバー攻撃が確認されたと明らかにした。
AP通信はハーグ当局者の話しとして、「全てのウェブサイトやシステムは全て正常に機能している」と報じた。
オランダ政府はNATOサミットに合わせて「オレンジ・シールド」と名付けた大規模なセキュリティ作戦を展開している。