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ロシア使節団の別荘にドローン飛来、塗料と粘着性物質を投下 スウェーデン

当局が現場を封鎖し、物質のサンプルを採取。器物損壊事件として捜査を開始した。
ドローン(Getty Images)

スウェーデン・ストックホルム郊外にあるロシア貿易使節団の別荘にドローンが飛来し、建物に塗料と正体不明の粘着性物質を投下した。警察が8日、明らかにした。

それによると、ケガ人はおらず、使節団のスタッフが警察に通報したという。

ストックホルム警察の報道官は声明で、「使節団のスタッフが現地時間午前5時30分ごろ、ドローンが塗料と未確認物質が入った容器を投下するのを目撃。ストックホルム警察に通報した」と述べた。

当局が現場を封鎖し、物質のサンプルを採取。器物損壊事件として捜査を開始した。

現地メディアによると、警察官が現場に到着した時点でドローンの姿はなく、オペレーターも見つからなかったという。

欧州では9月下旬以降、ドローン飛行により、スウェーデン、ドイツ、デンマークなどの空港で閉鎖や混乱が発生している。

スウェーデン第2の空港であるヨーテボリ・ランドベッテル空港で6日午後、ドローンが目撃され、滑走路が一時閉鎖された。

一部の欧州当局は一連のドローン飛来をロシアによるハイブリッド攻撃と非難している。

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