英リバプール車突っ込み事件、53歳男薬物使用か、65人負傷
サッカー・プレミアリーグのリバプールの優勝パレードに参加していた歩行者の列に車が突っ込み、65人が重軽傷を負った。
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英イングランド・リバプール市の中心部でパレードの列に車が突っ込んだ事件について、捜査当局は27日、容疑者が薬物を使用した状態で車を運転していた可能性があると明らかにした。
事件は26日の午後6時過ぎに発生。サッカー・プレミアリーグのリバプールの優勝パレードに参加していた歩行者の列に車が突っ込み、65人が重軽傷を負った。
パレードには数十万人が参加していた。
マージーサイド警察によると、容疑者であるリバプール在住の白人の男(53歳)は殺人未遂や危険運転などの罪に問われている。
同警察は27日の記者会見で、「容疑者は事件当時、薬物を使用した状態で車を運転していたとみられる」と明らかにした。
現地メディアによると、27日午後の時点で負傷した65人のうち11人が入院中。いずれも容体は安定しているという。
警察はパレードに先立ち、交通規制を敷き、事故現場への車の立ち入りも制限していた。
しかし、心臓発作を起こしたとされる市民を搬送するために救急車が通りを通過した際、容疑者の車がその後を追って群衆の中に入っていった。
警察は事件をテロと断定しておらず、捜査を続けている。容疑者は現在も勾留中で、事情聴取を受けている模様。
ソーシャルメディアで共有された動画にはグレーの車が歩行者の列に突っ込む様子が映っていた。