デンマーク、F35戦闘機16機購入へ、北極圏防衛
トランプ米大統領は任期中に鉱物資源が豊富なデンマーク自治領グリーンランドを購入したいとほのめかしている。
.jpg)
デンマーク政府は10日、北極圏における軍事プレゼンス強化のため274億クローネ(約6464億円)を投資し、新型F35戦闘機16機の購入を計画していると発表した。
ポールセン(Troels Lund Poulsen)国防相は記者団に対し、デンマークは米国製の戦闘機27機を購入すると約束していたことに加え、さらに290億クローネ相当のF35を16機を追加購入すると語った。
またポールセン氏はロシアによるウクライナ侵攻を念頭に置き、「欧州で再び戦争が勃発したことから、こうした投資は不可欠である」と強調した。
トランプ(Donald Trump)米大統領は任期中に鉱物資源が豊富なデンマーク自治領グリーンランドを購入したいとほのめかしている。
デンマーク政府とグリーンランド政府はトランプ政権の買収提案を拒否する一方、NATOの同盟国である米国との連携の重要性を強調している。
ポールセン氏はグリーンランドとフェロー諸島への投資について、3隻の艦船、海上哨戒機、砕氷船、強化されたレーダーシステム、ドローンに加えて、2隻の新しい艦船を購入すると述べた。