◎事件は同国北西部ボサンスカクルパの中心部にある警察署で24日の午後9時頃に発生した。
ボスニア・ヘルツェゴビナ北西部の警察署に14歳の少年が押し入り、警察官1人を殺害した事件について、当局は25日、テロ攻撃を視野に捜査していると明らかにした。
事件は同国北西部ボサンスカクルパの中心部にある警察署で24日の午後9時頃に発生した。14歳の少年がナイフとみらえる刃物を使ったされる。この攻撃により、警察官1人が死亡、もう1人が負傷した。
警察庁は声明で、「2009年生まれの14歳少年が警察署に侵入し、2人の警察官に襲い掛かった」と述べた。
少年はまもなく逮捕され、検察に送られた。身元は明らかにされていない。
警察によると、負傷した警察官は病院で治療を受け、容体は安定しているという。
亡くなった警察官の身元と死因は明らかにされていない。動機も不明である。
この事件を担当する主任検察官は記者会見で、「あらゆる可能性を考慮し捜査するが、現時点ではテロの可能性が高いと考えている」と述べた。
また検察官は容疑者が未成年であるため、これ以上の詳細は明らかにできないとした。
警察庁はこの事件を受け、全国の警察署や交番の警備体制を強化した。