◎警察官は女性の車のタイヤがひどく摩耗していたこと、リアウィンドウがなかったこと、車の保険が失効していることを確認。女性に降車を命じた。
デンマーク・コペンハーゲン近郊の高速道路で警察がボロボロの車を止めたところ、異例のにらみ合いに発展した。
地元メディアによると、この事案はコペンハーゲン南方の高速道路で24日に発生。パトロール中の警察が携帯電話で通話し、シートベルトを着用していなかった女性を発見し、停車を求めたという。
警察官は女性の車のタイヤがひどく摩耗していたこと、リアウィンドウがなかったこと、車の保険が失効していることを確認。女性に降車を命じた。
しかし、女性はこれに応じず、車内から警察官をにらみつけ、「警察に通報する」と応戦した。
地元メディアによると、女性は本当に通報し、「助けてください」と訴えたという。
現場で対応に当たった警察官は整備士を呼び、ドアをこじ開けた。女性は拘束され、血液検査を受けるために近くの病院に連行された。
その後、警察は車内で2本の折り畳みナイフを発見。銃刀法違反に問われる可能性がある。
それ以上の詳細は明らかになっていない。
壮絶な現場を目撃したという男性は地元テレビ局の取材に対し、「3人の警察官は運転手に降りなさい、危ないから降りなさい、と呼び掛けていた」と語った。