▽チェコは国内で消費する石油の約半分にあたる400万トンをロシアからパイプラインを通じて輸入している。
チェコ政府がロシア産エネルギー依存を解消するプロジェクトを完了し、エネルギー安全保障を強化した。フィアラ(Petr Fiala)首相が14日、明らかにした。
チェコは国内で消費する石油の約半分にあたる400万トンをロシアからパイプラインを通じて輸入している。
フィアラ氏は声明で、「我が国は今年、全ての石油を西側諸国から購入することになる」と述べた。
チェコは約6100万ドル(約96億円)を投資してイタリアのTALパイプラインの能力を年間800万トンに倍増させた。
このパイプラインの支流はドイツを通り、チェコに通じている。
政府によると、今年後半にロシア産石油の輸入を停止する予定だという。
チェコ、スロバキア、ハンガリーは現在もロシアから石油を輸入している唯一のEU加盟国である。24カ国はロシアによるウクライナ侵攻を受け、EU制裁の一環としてロシア産石油の輸入を停止した。
チェコは今年初めにロシア産天然ガスの輸入を停止した。