◎今回の利下げもアナリストの予想通り、金利は4.00%となった。
チェコ、首都プラハ(Getty Images)

チェコ中央銀行は7日、インフレ率の低下と景気が緩やかに回復していることを受け、主要政策金利を0.25%引き下げた。同行の利下げは8会合連続。

今回の利下げもアナリストの予想通り、金利は4.00%となった。

政府の統計によると、24年第3四半期(7~9月)のGDP成長率は前年同月比1.3%増。第2四半期は1.0%であった。

9月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で2.6%増。8月に比べ0.4%低下した。中銀の目標値は2.0%である。

チェコ中銀の利下げは8会合連続。23年12月に1年半ぶりとなる利下げを行い、2月、3月、5月、6月にそれぞれ0.5%、8月と9月に0.25%引き下げた。

欧州中央銀行(ECB)は先月17日、金利を3.50%から3.25%に引き下げた。

連邦準備制度理事会(FRB)も7日、多くの国民をイラつかせ、トランプ(Donald Trump)氏の大統領選勝利の一因となったインフレ圧力が鈍化していることを受け、フェデラルファンド(FF、短期借入)金利を2会合連続で引き下げることを決定した。

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