◎世界の主要中銀も利下げのタイミングを伺っている。
チェコ中央銀行が20日、主要政策金利を0.5%引き下げると発表した。同行の利下げは3会合連続。
これにより、金利は5.75%まで低下。多くのアナリストがこの動きを予想していた。
中銀は昨年末に金利を0.5%引き下げ、22年6月以来の引き下げを行った。2月初めにも0..5%引き下げている。
中央政府の統計によると、2月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で2%増。23年通年の10.7%から大幅に低下した。22年は15.1%であった。中銀の目標値は2%である。
23年第4四半期(10~12月)のGDPはマイナス0.2%。
世界の主要中銀も利下げのタイミングを伺っている。
欧州中央銀行(ECB)は7日、金利を過去最高の4%に据え置いた。ラガルド(Christine Lagarde)総裁は6月に利下げする可能性が高いと示唆している。
米連邦準備制度理事会(FRB)も最初の利下げを6月に行うと予想されているが、ガザ紛争やウクライナ戦争などの地政学的リスクによって後ろ倒しされる可能性があると指摘するアナリストもいる。