チェコ当局、ISIS支持する10代の若者5人逮捕、オンラインで過激化

5人はソーシャルメディアで少数派、LGBTQ+(性的少数者)コミュニティ、ユダヤ人に対する憎悪を拡散したとされる。
チェコ、首都プラハ(Getty Images)

チェコの捜査当局がイスラム国(ISSIS)を信奉する10代の若者5人を逮捕し、そのうち2人をシナゴーグ放火未遂事件に関与したとして、テロ関連容疑で起訴した。当局が25日、明らかにした。

それによると、5人のほとんどが18歳未満で、オンラインでISISを支持していたという。

国家警察のテロ・サイバー犯罪当局は声明で、「5人は昨年開始された国際的な捜査の結果、今年2月から6月にかけて逮捕された」と明らかにした。

5人はソーシャルメディアで少数派、LGBTQ+(性的少数者)コミュニティ、ユダヤ人に対する憎悪を拡散したとされる。

当局はオーストリア警察などと連携して計7回家宅捜索を行い、ナイフ、マチェーテ、斧、ガス銃などを押収したとしている。

さらに、5人のうち2人は昨年1月末にチェコ第2の都市ブルノのシナゴーグ(ユダヤ教の会堂)で発生した放火未遂事件に関与したとされる。

地元メディアによると、2人はシナゴーグの書面玄関に発火装置を置いたとみられる。これは起爆せず、被害もなかった。

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