◎集会の先頭に立ったのは反移民政策を推進する極右政党と中国寄りの共産党だった。
チェコ共和国の首都プラハで3日、極右と極左政党の支持者による合同反政府集会が行われた。
警察によると、参加者は7万人に上ったという。
参加者は親米政府を非難し、地球温暖化を非難し、ロシアを非難し、移民を非難し、EUを非難し、共産主義を非難し、ついでに資本主義を非難した。
報道によると、集会の先頭に立ったのは反移民政策を推進する極右政党と中国寄りの共産党だった。
極左はフィアラ(Petr Fiala)首相率いる連立政権に退陣を要求し、西側寄りの政策を非難した。
極右は対ロシア制裁の強化を求める一方、政府は食料・燃料価格の高騰に対処できていないと非難した。
環境活動家はNATOとEUの温室効果ガス削減目標を非難した。チェコは両組織に加盟している。
フィアラ氏は集会を擁護しながらも、「一部のデモ参加者は国民の利益にならない親ロシア的な意見を表明している」と懸念を示した。
AFP通信の取材に応じた環境活動家は、「戦争と化石燃料から卒業する時が来た」と語った。「チェコ・クリーンエネルギー共和国!」
チェコは人口約1000万人の小国であるにもかかわらず、ロシアの侵略軍と戦うウクライナを断固として支持し、ウクライナ軍に重火器を含む様々な兵器を供与している。
政府は来週、EU緊急会合を招集し、エネルギー危機に対する統一的なアプローチを模索する予定である。チェコは現在、EUの輪番議長国を務めている。