◎サイバー犯罪対策課などが連携して、政府のポータルサイトへのアクセスを妨害することを目的としたサイバー攻撃を探知、阻止した。
サイバー攻撃のイメージ図(Getty Images)

地中海の島国キプロスの捜査当局は20日、政府の中央オンラインポータルサイトに対するサイバー攻撃を阻止したと明らかにした。

それによると、サイバー犯罪対策課などが連携して、政府のポータルサイトへのアクセスを妨害することを目的としたサイバー攻撃を探知、阻止したという。

当局は声明で、「犯罪組織による分散型サービス妨害攻撃(DDoS)は政府の主要ポータルサイトに数分間影響を与えただけで、他の省庁やサービスのウェブサイトは影響を受けなかった」と述べた。

DDoSは標的もしくはその周りのインフラストラクチャに大量のインターネットトラフィックを与えることで標的となるサーバやサービスなどの通常トラフィックを妨害しようとする行為。

当局は攻撃を仕掛けた組織には言及しなかった。

キプロスの電力・通信当局および2つの空港を運営する会社なども18日と19日にサイバー攻撃を受けたと報告している。大きなシステム障害は発生せず、個人・顧客情報の流出なども確認されていない。

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