クロアチア老人ホーム銃乱射事件、被告に懲役50年

この事件は24年7月末に発生。被告がホーム内で銃を乱射し、自身の母親を含む6人が死亡、多数の負傷者が出た。
2024年7月22日/クロアチア、北東部ダルバル、殺傷事件が発生した老人ホーム近くの通り(AP通信)

クロアチアの裁判所は3日、北東部ダルバルの老人ホームで発生した銃乱射事件について、52歳の被告に懲役50年の実刑判決を言い渡した。

この事件は24年7月末に発生。被告がホーム内で銃を乱射し、自身の母親を含む6人が死亡、多数の負傷者が出た。

母親を含む80~90代の5人が即死、ホーム職員の1人が病院で死亡した。

被告は殺人罪と殺人未遂罪を含む13の罪に問われていた。

ダルバルは有名な温泉街のひとつ、人口は約8500人。

地元メディアによると、被告は1973年生まれ、1991~95年のクロアチア紛争に従軍した退役軍人で、勲章も授与している。

被告の母親は10年前からこの老人ホームに入居していた。

当局によると、被告は24年7月22日、母親の医療費を支払うためにホームを訪れ、その後、犯行に及んだ。

被告が控訴するかどうかは明らかになっていない。

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